こんにちは![@Higemura]です!
僕は2018年の時点でWebエンジニアとして約5年ほど経過しました。
この5年間の中で4〜5社ぐらい転職を繰り返しましたが、その中で「3ヶ月で辞めたクソ会社」のことを思い出したので、記事にしたいと思います。
未経験から転職を考えるまで
最初はプログラムの原理すら分からず本屋で買った「初心者でもわかる!ホームページの作り方」みたいな名前の本と「HTML & CSS の辞書」を購入してHTMLとCSSのみを独学で勉強しました。(合計8,000円ぐらい)
一ヶ月ぐらいで参考書を読みながらなら、静的なホームページを作成できるぐらいのスキルは身につきました。
そして、派遣社員としてWeb系の派遣事業をしているA社という会社に登録して、システム開発などを受託しているJ社というところに配属されました。
最初は未経験ということもあり、エンジニアというよりはマークアップコーダーとして仕事をしていました。 マークアップコーダーとはHTMLやCSSを使って静的なページを構築していく役割です。
まだ、JavaScriptなど動的に動作するプログラムを書けるような技術はありませんでした。
そこで2年ほど働きながらJavaScriptやPHPなどのプログラムを覚えていった記憶があります。
その甲斐があり、2年後にはJavaScriptをかなり書けるようになりました。 プログラムを書けるようになるとWebサイトで使える表現の幅がかなり広がります。
そのうちHTMLやCSSだけだと物足りなくなってきて、マークアップコーダーよりWebエンジニアとして仕事がしたくなってきました。
そこで**「今後はバリバリプログラム書くぞー!!!」**っと思い転職活動を開始しました。
グレーな転職エージェント
J社で2年ほど経験を積んだ僕は既に22歳になっていました。
今でも社会人として青二才ですが、22歳の頃は転職の経験もなく「まず何から始めたらわからない」状態でした。
そこでGoogleで「IT 転職」「Web エンジニア 転職」などのフレーズで検索に引っかかったのが転職サイトのR社でした。
なぜR社にしようと思ったというと「Webサイトがすごく分かりやすかった」からです。
「希望年収」と「希望職種」を選択するだけで結構有名な会社の求人がかなり出てくるんです!
今では珍しくありませんが転職アドバイスしてくれる「エージェント形式」のサービスだったため安心できると思い、R社で転職相談をする事にしました。
運命のXY軸評価グラフ
それはR社の転職エージェントと面談したときのことです。
自分の職歴とスキルシートなどを照らし合わせ X軸(スキル) Y軸(給料) で表したグラフを見せられました。
これは自分のITに関するスキルはIT業界から見てどのくらいの立ち位置にあるのか分かる 評価グラフ でした。
XY軸の適応した箇所に取引しているIT企業が分布しており「自分のスキルだとこの企業がピッタリだよ」というのが一発で分かるグラフです。
当時は有名どころや大手のIT企業はあまり知りませんでしたが、そんなに知識の無かった自分でも知っているような会社が結構ありました。
その時は有名な会社と取引数が多くて信頼できそうな会社だなと思っていました。
その評価グラフを見てみるとXY軸の評価は10段階で表すと X6, Y4 ぐらいの評価でした。
自分ぐらいのレベルでも大手の企業の求人が 3〜4件あったことが嬉しかった記憶があります 笑
しかし、その中でオススメされた企業がタイトルにも出ているWeb制作会社のM社を勧められました。
理由としては
- 大手広告代理店のD社やH社と取引している
- 大手広告代理店の人脈が増える
- 年間のWeb製作実績数が多い
- 車、飲料、ゲーム、ITなど様々な業界のWeb制作を請け負っている
など、大手広告代理店と仕事ができる経験が得られ、今後のキャリアアップの有利に繋がるというような話を聞きました。
M社の事は全然知らなかったのですが、請け負っている案件が大手企業の案件が多くM社にとりあえず面接を受けることを決めました。
キツイおばちゃんからの面接
ここからはM社の面接の話です。
僕がM社に到着して受付に行くと、大きな会議室みたいなところに案内されました。 長いテーブルに14脚ぐらいの椅子がある部屋です。
「やけに広い部屋で面接するなぁ」と思っていたところに部屋に入ってきたのがスーツを着たおばちゃんでした。
面接はそのおばちゃんが担当するみたいで、面接が始まると冷たい口調で淡々と会社の理念や実績などを話してきました。
話を聞いていると面接官のおばちゃんはM社の副社長だったみたいです 笑
正直、会社の理念や実績はどうでもよかったのですが、業務内容や環境のことなどは色々聞きました。
要約すると
- 一人の担当する案件は5〜10件
- 案件数自体は多いが大手企業の案件が多い
- Web制作が多いのでコーディングスキルの向上が見込める
- ベテランのプログラマが多く技術に関して色々聞ける
- 今後社員を大幅に増やし事業を拡大
- 3〜5年ぐらいチームリーダーになることが多い
- 大手企業とやり取りするため人脈が広がる
など、 自分としては若いうちにコーディングがバリバリできて技術向上が見込める企業で経験できればキャリアアップにも繋がるし、その後独立するような社員もいたと話していました。
自分としては大手企業の案件を何件も担当していたら人脈+箔がつくと思っていたので、給与面は平均年収と言われている「330万」ぐらい あれば良いかなと思っていたので受かったらM社にしようと決めていました。
そして自分の経歴を話した後、特に質問も無く面接が終わりました。
自分が話している最中は副社長のおばちゃんは目を合わせることもなく、自分には興味ない感じで淡々と聞いていただけです。
手応えとしては**「こりゃ落ちたな、、、」**と思いました。。。
なぜか合格
面接した日からの5日後にM社の合格通知が電話できました。
面接の時は全然手応えが無かったので、正直びっくりしました 笑
合格後の雇用契約を結ぶためM社に再度伺い、また例の副社長おばちゃんが会議室に入って来ました 。
給与に関して
今までの自分の経験とスキル自分なりに考えた結果 年収330万円 ぐらいは大丈夫だろうと思っていました。
HTML、CSS、JavaScript、jQuery、Git や Photoshop、Illustlatorなどを使用してデザインなども作成できるスキルはあったからです。
それなら 年収330万円 というラインはそれほど高くはないだろうと思っていました。
しかし、提示された額はボーナス込みで 年収280万円 に満たなかったです。
「ん?コーディングもできてデザインもできてそれぐらいなのか?」
なぜ、280万円なのか聞いてみたところ
- 3ヶ月の試用期間分の給与が減っている
- 雇用開始から1年間はボーナスが出ないから
という理由でした。
なるほど、確かに3ヶ月分の給料が予定より少なくて、1年間はボーナスが出ないのならそんなものかと、、、、
280万円を12ヶ月で割ると1ヶ月の給料は約23万円。。。。
そこから税金などを引くと手取り17〜18万円ほどでした。
さらにフレックスタイム制を導入していて、残業代は基本的に支払われない契約になっていました。
正直この契約は受けようかどうかかなり迷いました。。。。
残業代は基本的に出ないし、試用期間&1年間耐えればボーナスがもらえて年収も上がるがそこまで耐えられるのかなと思いました。
しかし、当時の自分のスキルはIT業界界隈でどのような位置にいるのかもわかりませんでした。
目先の収入より 「大手の案件を担当する」 という ネームバリューと経験が欲しかった のです。
だからM社で働くことを決めました。
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#2【転職〜退職編】高卒Webエンジニアが3ヶ月で辞めたクソ会社の話